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【悩み対処法・第1回】あなたの悩みは「今日一日」に集中すれば軽くなる──『道は開ける』の基本原則

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過去の失敗を引きずって、未来の不安に怯える──そんな毎日に疲れていませんか?

実は、その苦しさには理由があります。
「昨日の重荷」と「明日の重荷」を同時に背負っているからです。

でも、よく考えてみてほしいです。

昨日の失敗も明日の不安も、今この瞬間には存在してません。
あなたが本当に向き合えるのは「今日」だけです。

「悩み」を取り払うための第一歩には、次の考え方が重要です。

過去と未来を、いったん閉じる。

そして、今日一日だけに集中する。

この記事から始まる全28回のシリーズでは、D・カーネギー著『道は開ける』という本を使って、悩みへの具体的な対処法を学んでいきます。

第1回目の今回は、すべての対処法の土台となる基本原則──「今日一日の区切りで生きる」方法をお伝えします。

この記事を読んだあと、あなたがすることは、たった一つだけです。

明日の朝、目を覚ましたら「今日一日だけ」と心の中でつぶやく

それだけで、あなたの一日の不安を少し軽くすることができます。

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なぜ『道は開ける』で悩みを学ぶの?――この本の価値と使い方

『道は開ける』の著者であるD・カーネギーという人物、実は彼自身が”悩みの人”でした。

悩みの専門家ではなく、実際に「悩んで苦しんだ」人が書いています。
だからこそ、この本には「自分も同じことで悩んでいるけど、こんな考え方や解決方法があるんだ」と読んでいて共感する節がたくさんあります。

訳者のことばで、こう書かれています。

「カーネギーは、彼自身”悩みの人”であった。したがって『悩み』に対する取り組み方は徹底的で、また解決法は詳細を極めている。」

カーネギー氏は、「悩み」をどうにかしたくて、心理学、精神医学、哲学、宗教──ありとあらゆる本を読み漁ったそうです。
そして、その知識を、私たちが使いやすい形にまとめてくれたとのこと。

すごくありがたいですよね。

何十冊も専門書を読まなくてはならなかったことを、カーネギー氏が全部やってくれたんですから。

それなのに、内容も難しくありません。

難しい言葉は使わないけど、中身はとてもしっかりしています。
だから、私みたいに専門家じゃない普通の社会人でも読破できるし、実際に日常生活や業務のなかで使うことができます。

この本の使い方は、すごく簡単です。

全28章を、順番に読んで、一つずつ試していく。

それだけです。

訳者もこう締めくくっています。

「この悩みを止め、そのエネルギーを人間本来の『幸福』な生活を始めるために使うことの絶好の伴侶として、本書は今後とも読みつがれていくことを信じて疑わない。」

このシリーズを一緒に読んでいけば、あなたも「悩みに消耗する毎日」を「悩みに振り回されない毎日」へ変えていくことができます。

あなたを苦しめる「悩み」の正体――過剰なメンタル負荷を背負っていませんか?

悩みの正体って何でしょうか。

「悩み」とは、「昨日の失敗」と「明日の不安」を同時に背負うことで生まれる、「過剰なメンタル負荷」のことです。

第1章ではこのように書かかれています。

「明日の重荷に昨日の重荷を加えて、それを今日背負うとしたら、どんな強い人でもつまずいてしまうでしょう。」

想像してみてほしいのですが、
昨日の失敗を引きずり、明日の不安に怯えながら、今日を過ごす
――どう考えても、心も体も持ちませんよね。

そして、
あなたは「過去人」でしょうか。
それとも「未来人」でしょうか。

「過去人」は、昨日の失敗をずっと引きずります。
「あのとき、ああすればよかった」「なぜあんなことを言ってしまったのか」と、何日も何週間も同じことを考え続けます。

「未来人」は、明日の不安に怯えます。
「もし失敗したらどうしよう」「うまくいかなければ終わりだ」と、まだ起きてもいないことで頭がいっぱいになります。

つるもん
つるもん

ちなみに私自身は、典型的な「未来人」です。

起きてもいない失敗を想像して、お腹を壊すことなんてほぼ毎日です。
休日にもかかわらず1日以上、ずっと同じ週明けの不安をぐるぐる考え続けて、疲れ果ててしまうこともたくさんありました。

本にはこうも書かれています。

「過去と同様、未来をもきっぱりと閉め出しなさい。エネルギーの消耗、心痛、神経衰弱は、未来のことを気遣う人に歩調を合わせてつきまといます。」

過去を引きずっても、未来を心配しても、どちらもあなたのエネルギーを奪って、行動する力と集中力を奪ってしまいます。

でも、この記事をよんでくれている皆さんには安心してもらいたいです。

この「過剰なメンタル負荷」を取り払う方法があります。

すべての対処法の土台――「今日一日の区切りで生きる」原則

カーネギー氏の教えのなかで、最も大事な基本原則があります。

それは、「過去と未来を鉄の扉で閉ざして、今日一日の区切りで生きる」ことです。

なぜ、この原則が必要なのか。

さっきお話しした「過剰なメンタル負荷」を思い出してもらいたいです。
「昨日の失敗」と「明日の不安」を同時に背負っているから、あなたは苦しんでいます。

なので、答えは単純です。

過去と未来を、いったん閉じる。今日だけに集中する

そうすれば、負荷は半分どころか、ほとんど消えます。

本ではこう説明しています。

「『今日、1日の区切りで生きる』習慣を身につけるよう心がけましょう。」

この考え方が、これから紹介していく全28章すべての土台です。
この原則を理解しておくと、今後紹介する対処法もすっと納得できるようになります。

ただ、ここで疑問に思う方もいるかもしれません。

「明日のことを全く考えないなんて、そんな無責任に生きていいのかな」

その不安はすごくわかります。
でも、心配いりません。
カーネギー氏はこう言っています。

「明日のことは配慮すべきである。最新の注意を払って計画し準備すべきである。だが心配するには及ばない。」

明日のために「準備」はする。
でも、明日の「心配」はしない。
この違いがとても大事です。

本では砂時計の比喩でこう説明しています。

「我々には一度に一つのことしかできないし、砂時計の砂がくびれた部分を通るように、ゆっくりと、一定の速度で仕事を片づけるしか手はない。さもないと、肉体や精神の働きが狂ってしまうのだ。」

私たちは、一つずつ着実に物事をこなすことしかできません。
過去のことも、未来のことも、一度に考えようとするから苦しくなる。
今日やるべきことだけに集中すれば、心も体も楽になります。

実践してみよう――「今日一日だけ」は、思ったより難しくない

「過去と未来を同時に背負う」のはとてもしんどいことですが、「今日一日だけ考えて頑張る」ことは、そこまで難しいことではありません。

本ではこう書かれています。

「私には、一日だけを精一杯に生きるのなら、大して苦にならないことがわかりました。」

「明日も明後日も、ずっとこの状態が続くのか」と思うと、どうしても絶望的な気持ちになりますよね。
でも、「今日一日だけ」と思えば、なんとか乗り切れる気がしませんか?

過去の経験を活かして、未来を良くしたいなら、「今日一日」を精一杯がんばって生きるしかありません。

過去を引きずったり、未来を不安がっても、この先が良くなることなんかなりません。

今日を全力で過ごすことだけが、未来を良くする唯一の方法です。

今日からできる3つの実践

ここから、今日から使える3つの方法を紹介します。

どれも研究で効果が実証されていて、シンプルで続けやすい習慣です。

①活動前に「今日やること」を3つ決めておく

仕事や作業といった活動の前に「今日やること」を3つだけ紙に書き出してみてください。

なぜ3つなのか、それには理由があります。

ハーバード大学の研究(Science 誌掲載)によると、人は考えている時間の46.9%を、目の前のこと以外について考えていて、その時は幸福度が下がることが分かっています。
つまり、頭の中で「あれもこれも」と考えている状態が、「悩み」によるストレスを増やしていることになります。

だから、「今日やること」を3つに絞って、それ以外は「明日以降のこと」として、いったん閉じてしまいましょう。

これだけで、意識が「今日一日」に収まります。

やり方

  • ノートに「今日やること」と書いて、箇条書きで3つに絞る。
  • 4つ以上浮かんだら、以降は「明日リスト」に移す。

②マインドフルネスで過去と未来を遮断

昨日の失敗や明日の不安が頭に浮かんできたら、「それは今日のことではない」と自分に言ってあげてください。

この習慣を助けてくれるのが、マインドフルネスです。

この技法は、GoogleやNikeなどグローバル企業でも社員研修に取り入れられている方法です。

やり方

  • 目を閉じて、ゆっくり呼吸する。
  • 吸う息、吐く息だけに意識を向ける。
  • 過去や未来の考えが浮かんできたら「それは今日のことではない」と心の中でつぶやいて、また呼吸に戻る。
  • 5分間継続する

この5分間が、「過去と未来を閉じ、今日に集中する」感覚を体に覚えさせてくれます。

③夜寝る前に「明日やること」を書き出す

夜、布団に入る前に、頭の中でグルグル回っている「明日の不安」を紙に書くこともおすすめです。

寝る前の5分間で、明日のTo-Doリストを書いてみましょう。

なぜTo-Doリストがいいのか、科学的根拠があります。

アメリカ・テキサス州のベイラー大学の研究(2017, Journal of Experimental Psychology)では、57名の被験者を2グループに分けて、寝る前の5分間に以下の内容を書いてもらいました。

  • To-Doリストグループ: 明日やるべきことを箇条書き
  • 完了リストグループ: 今日完了したことを箇条書き

結果はTo-Doリストを書いたグループの方が、9分早く入眠することができました。
しかも、具体的に書けば書くほど、寝つきが早くなったことが分かっています。

これはなぜか。

未完了のタスクは、脳の中でずっと活性化されたままになっています。
これが寝る前の不安や悩みの原因となってしまうのです。

それを、紙に書き出すことで、脳の外に情報を置いておくことでき、頭の中が整理されて、心を落ち着かせることができます。

To-Doリストの書き方

  • 明日やることを3つから5つ書き出す
  • 書き終わったら、深呼吸する
  • 「明日はこれをやったらOK。今日はこれで終わり」とつぶやく

これが、「過去と未来を鉄の扉で閉ざす」儀式になります。

明日の不安を紙に書いて、頭から切り離しましょう。

まとめ――これから、一緒に学んでいきましょう

この記事では、D・カーネギー『道は開ける』の最も大切な基本原則を学びました。

それは、

「過去と未来を鉄の扉で閉ざして、今日一日の区切りで生きる」
ということです。
この原則が、すべての土台になります。

あなたを苦しめている「悩み」の正体は、昨日の失敗と明日の不安という二重の重荷です。

でも、よく考えてみてほしいです。

昨日の失敗も、明日の不安も、今この瞬間には存在しません。
あなたが本当に向き合えるのは「今日」だけです。
だから、過去と未来をいったん閉じて、「今日一日だけ」に集中する。

これが、すべての悩み対処法の土台になります。

つるもん
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今回学んだ「今日一日の区切りで生きる」は、第1章の内容です。
次回の第2回では、「悩みを取り去る魔法の公式」を学びます。
具体的にどうやって悩みを分析して、解決していくのか。
その実践的な方法を、一緒に見ていきましょう。

それでは、あなたにいい明日がありますように。

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30代おにおじアップデート研究員
30代おにおじアップデート研究員「つるもん」です。 “おにおじ”とは、「おにいさん」と「おじさん」の狭間にいる30代男子を指す、私の造語です。 収入アップのためのアクションや、読書を通じてえた学びの実施、そして外見やメンタルのブラッシュアップ——’’30代からでも人生をアップデートできるのか?’’ このテーマのもと、当ブログ「30sおにおじアップデート研究Lab」で実験中。 成功も失敗もすべてリアルに記録し、読者の方々が次の一歩を踏み出せるヒントと勇気をお届けます。
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